強みを発揮できる環境探し。30ヶ国まわったライターが選ぶワーケーションにおすすめの国ベスト5

このブログでは、ずっと「自分の強みを伸ばそう」「強みを伸ばすと成果も出る」という話をしています。

強みは自分自身の性格やスキルを指すことが大半ですが、それだけではありません。むしろ強みを持っているけれど「環境が合わないゆえにその能力が発揮できない」「だからできない人に見える」といったことも起こり得ます。

そう、強みが見つかっても環境選びを間違えると、成果は出ないまま。だからこそ、自己分析だけでなく「自分が働きやすい環境」を言語化し、合う場所を探すことも必要です。

その環境というワードに当てはまる言葉はいろいろあります。職場の作業スペースの広さや他の人との距離、住む場所、そもそも出社するのかリモートで働けるのかという出勤体制など。

今回は「住む場所」にフォーカスして、ワーケーションやノマドワークをしやすい国を紹介します。

ちなみに私は2016〜2017年にかけて世界一周中、貯金が底をつきかけたことがきっかけでライターの仕事を始めました。旅の途中からではありますが、その後もしばらくノマドとして旅をしながら働いた経験もあります。

記事ではその世界一周やノマド生活で訪れた国をベースにピックアップしています。

自分が働きやすい環境を探している人はもちろん、ワーケーションを考えている人も参考にしてください。

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ライターがおすすめするワーケーションしやすい国・地域5つ

ワーケーションにおすすめの国

まずワーケーションしやすい国として、次の5つを紹介します。

  • タイ・バンコク
  • マレーシア・クアラルンプール
  • チェコ・プラハ、ハンガリー・ブタペスト、クロアチア・ドゥブルブニク
  • モロッコ・エッサウィラ
  • 韓国・ソウル

なお、ワーケーションしやすいの定義は「作業のできるコワーキングスペースやカフェがある」「物価が日本より安い」「治安が良い」という点から選んでいます。

おすすめの国1.タイ・バンコク

タイ・バンコク

タイ・バンコクは屋台がたくさんある

王道にして王者。バンコクに限らずタイは以下の点からワーケーションをしやすいと感じています。

  • コワーキングスペースやカフェが多い
  • 世界中からノマドワーカーが集まる
  • 物価が安く、食事もおいしいので日常生活が辛くない

まず大前提として、コワーキングスペースやカフェといった作業できるスペースがなければ仕事ができません。ワーケーションは観光もしつつ仕事をする働き方なので、仕事ができなければ元も子もないです。

その点タイ、特にバンコクは世界中からノマドワーカーが集まるため、コワーキングスペースやカフェがたくさんあります。

タイ・バンコクバンコクにあるコワーキングスペース。年間契約で4,000円

物価の安さにもつながりますが、以前私がよく通っていたコワーキングスペースの料金は以下の通りでした。

  • 1日利用:500円
  • 年間契約:4,000円
  • カフェのコーヒー1杯:240〜320円

年間契約が意味わからない金額ですね。そのコワーキングスペースは国が運営していたこともありますが、基本的に日本よりは安い印象です。

タイ

タイの地方都市・ラノーンで見つけたカフェ

またタイは食事がおいしいです。カオマンガイやパッタイ、マンゴーのスイーツなど、日本人の口に合うご飯が多いと感じます。

ワーケーションは基本的に数日〜1週間、長ければ1ヶ月以上は滞在するため、食事など日常生活面が合わないとストレスが溜まります。

その点、タイ・バンコクはご飯がおいしいお店・屋台がたくさんある上に日本食店もたくさんあるため、食事には困りません。

タイ・バンコク

タイといえばマンゴー!

バンコクに限らず、チェンマイもおすすめ。機会があればぜひ訪れてみてください!

▼私が過去に書いたバンコクのおすすめご飯に関する記事はこちら!
「バンコクで1人旅の女性がご飯を食べるならどこ?おすすめの5店舗を紹介します」

おすすめの国2.マレーシア・クアラルンプール

マレーシア・クアラルンプール

クアラルンプールの中華街にて

次におすすめするのはタイのお隣、マレーシア!首都でもあるクアラルンプールはワーケーションしやすいです。

理由は次の通り。

  • LCCでのフライトが多数利用できる
  • 徐々に発展しており、都会的な便利さもある
  • マラッカやペナン島など他の都市にも移動しやすい

マレーシアまで私はよくエアアジアを利用していました。
LCCのフライトが多数運航されているため、安く、気軽に飛べるのが魅力だと思います。

マレーシア・ペナン島

クアラルンプールからペナン島へ。世界遺産のジョージタウン

さらにクアラルンプールは高層ビルが立ち並ぶ面もあり、どんどん発展しています。

東南アジアは途上国といったイメージがありますが、クアラルンプールは日本やバンコクのような都会的な雰囲気があり、初めての海外でも過ごしやすいはずです。

マレーシア・クアラルンプール

ゲストハウスにいたねこ

おすすめの国3.チェコ・プラハ、ハンガリー・ブタペスト、クロアチア・ドゥブルブニク

クロアチア

クロアチアの首都・ザグレブで見かけたかわいい建物

次はチェコ、ハンガリー、クロアチアと複数を並べましたが、うーん、選べませんでした!

この3つは世界一周中に訪れたのですが、以下の点が魅力的でした。

  • 想像以上に物価が安い
  • 街並みがおしゃれでかわいい

選んだ理由が「欧米圏の中での物価の安さ」
ヨーロッパというと物価が高いイメージがありますが、東欧エリアは物価が安かったです。

例えばホステル(ドミトリー)に宿泊すると、フランスでは1泊5,000円はかかっていたところ、東欧エリアは1泊800〜1,300円ほどで泊まれました。

私が世界一周していた2017年前後に感じた話なので、現在は変わっている可能性があります。

ワーケーションは長期で滞在することが多いため、物価が安いほうが単純に出費を抑えられます。

クロアチア_編集済

『魔女の宅急便』のモデルとも言われているクロアチア・ドゥブロヴニク(諸説あり)

また長期的に滞在する場合、その街が好きか?というのは非常に重要に感じます。街はずっと生活する場所なので、テンションが上がる街並みの方が住んでいて楽しくなるはず。

特にチェコ・プラハは「私、絵本の世界に迷い込んだのかな?」と思うほど街並みが美しかったです。

チェコ・プラハ

チェコ・プラハの時計台。絵本に出てきそう

シンプルに旅行でもおすすめ。きれいな建物や景色が好きな人はぜひ訪れてみてください!

おすすめの国4.モロッコ・エッサウィラ

モロッコ・エッサウィラ

エッサウィラで見つけたベーカリーカフェ

次におすすめするのはモロッコ!こちらも世界一周中に訪れました。

モロッコはカサブランカ、マラケシュ、エッサウィラ、ワルザザート、メルズーガ、シャウエン、タンジェと複数都市を2週間かけてめぐりました。

その中でたまたま訪れたのがエッサウィラ。港町でのんびりとした雰囲気がありますが、その空気感がワーケーションに良さそうだなと感じました。

モロッコ・エッサウィラ

エッサウィラの中心にある広場

正直言うと、Wi-Fiは速くないしコワーキングスペースやカフェといった作業スペースは少ないです。たぶんホテルの部屋で作業することになりますが、暮らすように旅したい人には合う都市だと思います。

トルコ・イスタンブールも紹介しようか迷いました。都市の特徴はまた違いますが、似たような空気感でおすすめです!

おすすめの国5.韓国・ソウル

韓国・ソウル

韓国・ソウルの街。おしゃれな人が多かった

最後は韓国!ソウルは作業のしやすさからおすすめです。

実は韓国はフリーランス人口が多く、2017年時点ですが国内労働人口の30%がフリーランスだと言われています。

また韓国はカフェ文化が浸透しているので、カフェの数が本当に多いです。
映えを意識したところが多いものの、作業できるところもあるので、カフェでテンション上げて仕事したい!という人には合います。

カフェで作業するときは、大事なデータを広げない、画面が見えないようにするなど、情報漏えい対策は十分注意してくださいね。これは韓国に限らず、どこでもです。

また食事がおいしく、買い物天国であることも魅力的!

韓国・ソウル

道路に浮かぶ古着屋さんの看板?弘大(ホンデ)にて

ワーケーションついでにおいしいものを食べて、服や化粧品を買って帰る。もしくは推しに関するスポットをまわって帰る。好きなものを楽しみながら滞在できます。

私は親が長いことソウルで働いていたので、実はいちばん訪れている国でもあります。そしてK-POPが好きないま、いちばん再訪したい国です。

日本からは近いゆえに航空券も他の国よりは安いので、初めてのワーケーション先としてもチャレンジしやすいですね!

ランキングには入れられませんでしたが、イスラエルも意外とワーケーションしやすそうに感じています。イスラエルはスタートアップ企業が多く、Webやデジタル関連の仕事をしている人が多そうで、コワーキングスペースなども多いのでは?と思いました。いつか再訪したい。

旅しながら働くライターを目指す

働きにくいかも?ワーケーションにはおすすめできない国・地域

ワーケーションにおすすめできない国

ここまでワーケーションしやすい国を紹介しましたが、その反対でワーケーションにおすすめできない国もあります。

特定の国を落とすようなことはしたくないのでざっくりですが、以下はおすすめできません。

治安とインフラが不安定

中南米エリアが当てはまりますが、やっぱり治安が不安定です。ワーケーションは高価なパソコンなど電子機器を持ち歩くため、気にしながらの生活は心配性な人、海外に慣れていない人にはしんどいかもしれません。

また場所にもよりますが、Wi-Fiが弱かったり水シャワーしか出ない日があったりと、生活環境もパーフェクトではないです。

その点にストレスを感じて仕事に集中できないと、パフォーマンスにも影響するので不向きです。

日本より物価の高い国

ヨーロッパの主要国が当てはまりますが、物価が高いとそれだけ生活費がかかります。

収入が不安定なときに物価の高い国に滞在すると、出費が気になってストレスを抱えてしまいます。

稼いでいる、ゆったりとした滞在を楽しみたいなら問題ありませんが、収入が不安定な状態ではおすすめできません。

政治や経済、宗教などで不安定な国・地域

ざっくりとした回答になりますが、政治や宗教などで不安定な地域はトラブルに巻き込まれる可能性もあります。またどういう状況になるのか読めないため、リスク管理の一環として避けたほうが安心だと思います。

基本的に治安や情勢が安定しており、旅行・滞在先として安心して選べる国・地域でワーケーションしましょう。

▼環境と合わせて自分自身についても分析したい人はこちら
「『人生苦手なことばかり』そう悩む人におすすめの強みの見つけ方・伸ばし方」

働きやすい環境はどうやって見つける?見きわめポイント3つ

自分が働きやすい環境を探すポイント

ここまでワーケーションにおすすめの国や地域を紹介しました。

とはいえ、結局自分が合うのはどこなのか、今後どうやって滞在先を選定すれば良いのか、なかなか判断しにくいですよね。

そこで最後に、自分が働きやすい・合う環境を見きわめるポイントを紹介します。

上記をもとに自分はどんな環境が合うのか、じっくり考えてみてください。

ポイント1.都会が好きか田舎が好きか

まず都会が好きか、田舎が好きか。これは生活のしやすさに大きく影響します。

単純に都会はスーパーやコンビニ、電車・バスなどあらゆる面で便利ですが、田舎はコンビニがなかったり電車の本数が少なかったり、海外は特にインフラが整っていなくてWi-Fiが遅い、水シャワーしか出ないなど、生活にストレスが溜まりやすいです。

反対に都会は滞在費や食費が高くなりますが、田舎や地方は物価が首都より安いこともあります。

「不便でも良いからのんびり過ごしたい」「多少生活費はかかっても良いから利便性は妥協できない」など、大事にすることは人それぞれ。一概にどちらが良いとは言えません。

それぞれのメリットとデメリットがあるので、自分はどちらの方が住みやすいか?を考えましょう。

都会のメリット

・ほしいものがすぐに手に入る
・電車やバスの本数が多く、移動に手間がかからない
・おしゃれなコワーキングスペースやカフェがたくさんある

都会のデメリット

・物価が高いこともある
・基本的ににぎやかで落ち着いた雰囲気は感じにくい
・観光客も多く、ショッピングモールや観光スポットは混みやすい

田舎のメリット

・物価が少し安く、滞在費を抑えられる
・静かで落ち着いた生活ができる
・1人で仕事に集中できる

田舎のデメリット

・コンビニやスーパーなどが少なく、閉店時間も早い
・英語圏以外の場合、地方は英語が通じないことがある
・インフラが整っていない地域もあり、仕事に影響が出るかもしれない

ちなみに私は利便性が大事なのと、都会的なコワーキングスペースやカフェが好きなので、都会一択です(笑)。

ポイント2.にぎやかな場所が好きか、静かな場所が好きか

仕事をするとき、周囲の環境も大事です。

  • 近くに人がいる、人が多い場所でも仕事はできるか
  • 音がない場所が良いのか、多少の騒がしさがあったほうが集中できるのか

例えば人が多い場所が苦手な人がお客さんの多いコワーキングスペースを選んでしまうと、次のようなことが起こります。

  • 目の前の人と何度も目があって気まずい、どこを見たら良いのか分からなくなる
  • 壁側の席を取りたいけれど、人が多くて真ん中の席しか取れず、ソワソワする

このような状態では仕事に集中できません。さらに合う場所を求めて席やカフェ、コワーキングスペースを移動することになり、その間は作業できず。時間のロスにつながります。

にぎやかでも耐えられるのか、静かな場所のほうが集中できるのか、意外と大事なポイントです。

ポイント3.大人数が好きか、1人が好きか

先ほどのポイントにも通じますが、人と一緒にいながら作業できるか?作業したいか?という点も重要です。

これはどちらが好きかによって変わります。

例えば1人が好きな人が誰かと作業をすると話しかけられることも多く、作業が途切れ途切れになります。また会話が苦手、話すのが疲れる人にとって誰かと話さなければいけない状況は辛いです。

この場合はホテルや人の少ないカフェなど、人と出会うことが少ない状況を選ぶのがベスト。

反対に人といることが好きな人が1人で作業すると、おしゃべりなど気分転換ができず、ストレスが溜まります。この場合は人が多くて交流もできるコワーキングスペース、ホステルの共有スペースなどが向いています。

大人数が好きか、1人が好きかによってその日の作業スペースが変わるため、自分はどちらが好きか、じっくり考えてみてください。

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自分に合う環境は見つかった。でも、働き方はどうしよう……と悩む人へ

フリーランス続けるか悩む人向け質問リスト2

自分に合う環境はわかった。なんだか自分らしく働けそう。でも本当にできるのかな?と感じる人もいるのではないでしょうか。

もしくはすでに自分に合う環境は理解しているけれど、具体的なスケジュール・タスク管理や集中力の低下などに悩むライターさんもいるかもれしれません。

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実際に私も旅しながら働いたときは、自由なもののタスク・スケジュール管理が難しく、深夜まで作業したこともありました。

しかしその後その管理のコツを掴み、週休3日で自由な時間を確保しつつ、納期3日前納品で仕事もしっかりとこなす日々を実現しました。

その試行錯誤を通して実感したのが、タスク・スケジュール管理にはコツがあること。そしてそのコツを1人で理解して実践するには時間がかかるということ。

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働きやすい環境と自分のスキル・性格をかけ合わせて強みを発揮しよう

今回はワーケーションにおすすめの国から、働きやすい環境を選ぶことが強み発揮にも重要になることを解説しました。

おさらいすると、ワーケーションにおすすめの国は次の5つ。

  • タイ・バンコク
  • マレーシア・クアラルンプール
  • チェコ・プラハ、ハンガリー・ブタペスト、クロアチア・ドゥブルブニク
  • モロッコ・エッサウィラ
  • 韓国・ソウル

また国や地域を選ぶ上で、次のポイントも重要です。

  • 都会が好きか田舎が好きか
  • にぎやかな場所が好きか、静かな場所が好きか
  • 大人数が好きか、1人が好きか

今回紹介した項目以外にも考えるポイントはたくさんありますが、まずは上記を参考にワーケーション先を選んでみてください。

海外に再び行きやすくなったいま、旅しながら働くことにチャレンジするきっかけになれば幸いです。

なお、旅しながら働く手段の1つとして、ライターはおすすめです。簡単ではありませんが、日本語ができれば始められるという点でデザインやコーディングよりはハードルが低いからです。

実際に私も、世界一周中に旅費を稼ぐ手段としてライターを始めました。完全独学、ほぼ0円でフリーランスとして独立しました。

その当時実践していた勉強方法はこちらにまとめています。ライターが気になる方は、こちらの本や動画を参考にしてみてください。

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